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アイデアがどんどん出てくる方法 一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング

 「アイデアは一から生み出すのではなく、他所からパクれ。」そう著者は主張します。 この著者、以前は会社のリストラ予備軍だっだ言います。それが社会人後半から様々なアイデアが沸き立ち、社内ベンチャーを成功させ、その後、独立して複数の事業を展開させて、ビジネス書を執筆したりと大化けしています。

 

一流の人は上手にパクる――仕事のアイデアがわいてくる大人のカンニング | 俣野 成敏 |本 | 通販 | Amazon

 

 

 私はいまいち発想力が無く、良いアイデアが浮かぶことがあまりありません。TV番組やyoutube、A〇の企画物などでアイデアをどんどん出す人を見ると本当にうらやましい限りです。

 私と同じように、アイデアが出ない人や自分でビジネスを生み出していきたいという人は読んでほしいと思います。

 著者曰く、ビジネスセンスは8割が後天的に身に付けることができると言います。訓練することによって磨くことができるのです。その具体的な方法が書かれている本になります。

好奇心のルール化

 なるほどと感心したのが、好奇心のルール化です。アイデアを出すには情報収集が不可欠なのですが、情報をキャッチする感度を上げるには好奇心が必要になってきます。これはよく聞きますね。「何事にも好奇心を持て」と。でも興味がないものには好奇心は持てない。中には好奇心の塊のような人もいますが、そういう人の方が少ないのではないでしょうか。

 そこで、著者は好奇心を持つ機会を増やす為に

街で配っているものは拒否しない

信頼している二人から勧められたら絶対に拒否しない

人が集まるところにはとにかく行ってみる

といったルールを設けています。つまり、「別に興味は湧かないけど、ルールを決めてその通りの動いてみよう。もしかしたら思いもよらない感動があるかもしれない。」ということですね。

勝手にコンサルティング

 これは橋下徹氏の異端のすすめ 強みを武器にする生き方にも書かれていた、「持論工場を持て」という主張にも似ています。世の中にある商品やサービスに対しての不満点や、もっとこうした方が良いといったものを改善していく。特に頼まれてもいないけれども自分の中で勝手にコンサルティングをするというのですね。

 twitterなんかでこういったことをつぶやけば、良いアイデアであればフォロワー爆増かもしれないですね。

9つのニーズを意識する

 アイデアが浮かんでも世の中に受け入れられるとは限りません。そこで現代人が欲している、「9つのニーズ」というものを紹介されています。あなたが生み出したアイデアが、9つのニーズのどれに当てはまるのかをチェックできるというものです。

まとめ

 ここでは私が特に気になった個所を紹介しましたが、本書ではもっと詳しく体系的に書かれていて非常に有益な本となっていますので、ぜひ手に取ってもらいたいです。

 

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