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【橋下徹】人生がつまらない人へ。燃焼し納得できる人生の送り方

 元大阪府知事、元大阪市長で国政政党の党首も務めた橋下徹氏が書かれた本です。橋下氏と言えば日本の政治について熱く語るイメージがあるのですが、この本ではそのような話ではなく、個人を焦点に当て、個人が現代社会をどう生きればいいのか、納得できる人生を送る為にはどうすればいいのかが橋下氏の経験を元に書かれています。


異端のすすめ 強みを武器にする生き方 (SB新書) | 橋下 徹 |本 | 通販 | Amazon

 自分のやりたいことが分からない人や、自分の人生を変えたい人などはぜひ読んて欲しいと思います。

 橋下氏は人生を振り返って印象に残っている瞬間というのは、熱量を持って全力で取り組んだ時だと語っています。弁護士からタレント、政治家に転身と全力で走り抜けてきた人生であり、今死んでも後悔しないと言い切れると言います。

 全力を尽くして燃焼する為には、ひたすら行動し、現状維持ではなく、今までやったことのない道や大胆な道に挑戦せよと言います。行動し挑戦することによって人生を変えるチャンスにも恵まれることができます。チャンスをつかめば後はそれに全力で取り組む。

 こうすることによって納得できる人生を送ることができるのです。

 人生は計画通りにはいきません。計画通りにいく人は僅かです。橋下氏の人生においても計画通りではなかったようです。メディアに出演するようになったのも、たまたまラジオ出演のオファーというチャンスが舞い込んできたからです。

もし、約20年前のラジオ出演の依頼に対して、現状維持や守りの姿勢からお断りをしていたら、おそらく、その後の僕の人生の展開はまったく違っていたものになっていたでしょう

 と言います。今まで経験のないラジオに出演するという道を選択することによって、コメンテーターやタレント業という新たな仕事にも取り組むことができるようになりました。その後、大阪府知事に立候補する時にも迷いがあったとのことなのですが、最終的には今までやったことのない道、大胆な道を選択をし、立候補しました。

 そしてチャンスをしっかりものにできる人というのは

チャンスをものにしている人の共通点は、皆、その時々に、一生懸命手を抜かず、圧倒的な量で行動しているということです。

 現状維持で何も行動せず、必死で取り組んでいなければチャンスはものにできないと。とはいっても、なかなか行動できない人に対しては

夢や希望が持てないから行動できない。仕事に楽しさを感じないから行動できない。これらはすべて言い訳ですし、このように言っている限り、チャンスをつかむことはできないでしょう。

 手厳しいですね。。要は行動していないから夢や希望が持てないのでしょう。世界は広く、様々な選択肢がありますから。

 終始、行動せよ挑戦せよと口酸っぱく言われていました。大金を手に入れる、何かの分野で成功するよりも、今を全力で生きるということを説いています。


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